2014年の1月、つまり3館による江上茂雄展が終わって数か月後、そして茂雄さんが旅立たれる1ヶ月前、幸運にも茂雄さんに改めてインタビューできる機会を得ることができました。
展覧会を準備している間にもいろいろなお話を聞いたつもりでもこの時初めて聞いたことがあり、それどころか息子さんたちも聞いたことがなかったような話もあり、あるいは前にお聞きした内容とは違うところがあったりと、その意味では実に生々しい1時間半×2日でした。
とくに2回目のインタビューでは茂雄さんもお疲れの様子で、とてもたどたどしいものとなりましたが、そのたどたどしさもなるべくそのままに記録しようと文字にしています。ですのですこし読みにくいかもしれませんが、「それもまた茂雄さんらしい」とお付き合いいただければ幸いです。
http://www.oralarthistory.org/archives/egami_shigeo/interview_01.php
このインタビューは、日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴのみなさんからの提案と協力により実現しました。
http://www.oralarthistory.org/
茂雄さんご自身は照れくさがって、「勘弁してください」なんておっしゃるかもしれませんが、茂雄さんの言葉をこういう形でアーカイヴしてもらえたことは、わたしたちにとってとても喜ばしいことですし、誰よりわたしにとっては、改めて茂雄さんと向かい合うことのできるかけがえのない時間をつくってもらえて、心より感謝しています。ありがとうございました。
2013年秋、福岡県内3つのミュージアム(田川市美術館9/3-9/16、三池カルタ・歴史資料館10/1-12/8、福岡県立美術館10/5-11/10)で開催される画家 江上茂雄の回顧展。このブログからその色々を紹介、発信します。
2015年6月17日水曜日
2015年5月11日月曜日
【2015年夏】展覧会のお知らせ@広島
「私の鎮魂花譜」より |
すっかりご無沙汰してしまっています。もうすっかり雪も解け、桜も散り、青葉が目にまぶしい季節になりました。
うれしいお知らせがあります。茂雄さんの作品が今年の夏、展覧会にたくさん出品されることになりました。
60歳までのクレパス・クレヨン画の制作のかたわら断続的に描きつづけられてきた「私の鎮魂花譜」シリーズが、広島市現代美術館で開催される展覧会「ライフ=ワーク」に一挙展示されます。
福岡ケンビで開催した江上茂雄展を見に来てくださった担当学芸員のM氏からラブコールをいただき、今回の運びとなりました。
広島市現代美術館では、被爆(戦後)70周年を迎えるにあたって広島の「これまで」と「これから」、そしてなによりも「今」を見つめ直すための3部作が企画されており、「ライフ=ワーク」はその第一部に位置づけられています。茂雄さん以外にも10余名のつくり手たちによる「生の結晶」が紹介されます。
また続報が届けばお知らせいたしますので、どうぞお楽しみに。
あ、ちなみに現在広島ゲンビで開催されている赤瀬川原平展もとてもおススメの展覧会ですので、お近くの方、来広の予定のある方は足を運んでみてはいかがでしょう。
広島市現代美術館
「ライフ=ワーク」展
2015年2月26日木曜日
勿忘草の忌
2015年1月8日木曜日
今日の茂雄さん(その9)
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