2013年11月20日水曜日

(遅ればせながら...)「詩の朗読会」のレポートなど


江上茂雄展@福岡ケンビでは10月26日に詩の朗読会を行いました。読んでくださった詩人は浦歌無子さんと松本秀文さん(と当日の飛び入りで平地智さん)

展示室の、しかも絵の横で、その絵からインスピレーションを受けてつくられた詩を詩人本人が読む。そんな時間を過去も幾度かつくってきました。「絵に動かされ、絵を動かす」。どなたかが見事な言葉で書いてくださったように(最下部を参照ください)、そんな時間を幾度も経験してきました。

ただし今回は、その動き方がいつもとちょっとだけちがったように感じました。絵のイメージが動き出すのではなく、絵そのものが心に沈んでいくような、そんなかんじ。

美術と言葉、絵と詩はもっと仲良くなれるにちがいない。そのことを実感し、さらなる扉が見えたような気がしています。

江上茂雄さんの絵をじっくりと見て、じっくりと時間をかけてつくり読んでくれた浦さんの5編の詩から「燃える森」「白い夜」の2編を、松本さんの5編の詩から「平凡なさんま」「同時多発」の2編をご紹介します。また、平地さんがほぼ即興でつくり読んでくれた「沈黙する烽火台跡」もあわせて(詩の転載等はご遠慮ください) (たけ)


浦歌無子さん




松本秀文さん




平地智さん




そして最後に、11月12日の西日本新聞に掲載されたうれしい記事を。(乙)さん、ありがとうございました。












【記事紹介】artscape「学芸員レポート」11月15日号

福岡市美術館の山口洋三さんが記事を書いてくださいました。「絵を描くとは?」 考えされられることの多い文章です。(たけ)

http://artscape.jp/report/curator/10093686_1634.html

2013年11月14日木曜日

江上茂雄展は終わらない


江上展@福岡ケンビの展示は11月10日に終了、最終的には4,458人もの方にご来場いただき、茂雄さんの絵を堪能いただきました。ほとんど無名の画家の絵を見るためにこんなにたくさんの方が来てくださったこと、スタッフ一同喜こんでいますし、当の茂雄さんもきっと驚きながらも喜んでくださっていることと思います。

しかし江上展そのものはまだ終わっていません。大牟田の三池カルタ歴史資料館では12月8日まで展示がつづきます。しかも先日までケンビで展示していた《雪降る》と《べにいろの雲》を加えた最強ラインナップ(?)で皆さんをお迎えいたします。

そしておそらく12月8日以降も江上茂雄展は終わりません。

時間が経つにつれて茂雄さんの絵は、きっとみなさんの心の中にじんわりとしみこんでいき、それぞれの暮らしのなかで新たな物語を紡ぎ出すことと思います。

ですのでこのブログももうしばらく続きます。気の向くまま、ゆうるりとではありますが、お付き合いいただければ幸いです。

せっかくですので、福岡展での撮影した会場スナップのなかからお気に入りを。ぼくの知り合いがしこたま写っている偏ったスナップですが、お気になさらず(笑




























2013年11月9日土曜日

祝!4,000人

展覧会というのはオープンのその日に出来上がっているのではなく、オープンしてから来場者と一緒に育てていくものだと思っています。展覧会になっていく。そのことを実感できた瞬間でした。


本日、福岡展の来場者がうれしくも4,000人を超えました。その4,000人目の来場者をお迎えすることができたのは、たまたま私がギャラリートークしている最中。トーク参加者と一緒にその方を拍手で迎えて、トークはいったん中断、みんなで一緒に記念撮影。

袖触れ合うも他生の縁。みんな初対面とは思えぬ笑顔あふれる写真が撮れました。茂雄じいちゃんの写真が隠れちゃっているのもご愛嬌(笑

いい展覧会になってきたなあ。

さて、明日はいよいよ最終日です。どんな顔に会うことができるのか、楽しみでなりません。(たけ)

2013年11月8日金曜日

【記事紹介】artscape「学芸員レポート」11月1日号

高知県立美術館の川浪千鶴さんが熱のあるレビューを書いてくださいました。襟を正して読ませてもらいました。ありがとうございます。(たけ)

http://artscape.jp/report/curator/10093205_1634.html

【記事紹介】読売新聞11月2日(朝刊)

これもちょっと前ですけど、記事紹介。記者の白石さんは3年前にも茂雄さんを取材された方で、記事も安定感あって、ありがたし。(たけ)


2013年11月3日日曜日

【記事紹介】西日本新聞10月29日(朝刊)

すこし時間がたっちゃいましたが、10月29日に記事が掲載されました。真摯で愛ある文章。うれしいです。(たけ)