2014年の1月、つまり3館による江上茂雄展が終わって数か月後、そして茂雄さんが旅立たれる1ヶ月前、幸運にも茂雄さんに改めてインタビューできる機会を得ることができました。
展覧会を準備している間にもいろいろなお話を聞いたつもりでもこの時初めて聞いたことがあり、それどころか息子さんたちも聞いたことがなかったような話もあり、あるいは前にお聞きした内容とは違うところがあったりと、その意味では実に生々しい1時間半×2日でした。
とくに2回目のインタビューでは茂雄さんもお疲れの様子で、とてもたどたどしいものとなりましたが、そのたどたどしさもなるべくそのままに記録しようと文字にしています。ですのですこし読みにくいかもしれませんが、「それもまた茂雄さんらしい」とお付き合いいただければ幸いです。
http://www.oralarthistory.org/archives/egami_shigeo/interview_01.php
このインタビューは、日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴのみなさんからの提案と協力により実現しました。
http://www.oralarthistory.org/
茂雄さんご自身は照れくさがって、「勘弁してください」なんておっしゃるかもしれませんが、茂雄さんの言葉をこういう形でアーカイヴしてもらえたことは、わたしたちにとってとても喜ばしいことですし、誰よりわたしにとっては、改めて茂雄さんと向かい合うことのできるかけがえのない時間をつくってもらえて、心より感謝しています。ありがとうございました。